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此処は株式会社「トミーウォーカー」が運営するWTRPG「シルバーレイン」に登録しているキャラの日記です
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・・・ホワイトデーは何もないと思っていたんですよ・・・
・・・何もないって信じていたんですよ?諦めていたとも言いますか。
それでも、奇跡って・・・やっぱりあるみたいですね・・・。

これは、誘ってくれた臣塚にクレハは感謝しなくてはならないようです。
言うなれば、恩人に値するのでしょうね・・・。
勿論、応援してくれた皆さんにも・・・感謝しています。

この場を借りてお礼を・・・。


次は、次こそは。
護れればいい・・・護りたい・・・。
ずっと、隣で。
ずっと、一緒にいられますように・・・。

「ただいま戻りました。遅くなって、すみません」

軽く頭を下げてテントの入り口を潜れば、やっぱり飛んでくる怒声。
それもそうだ。その時間は既に日付を超えていた。
出かけるにしては、遅すぎる時間。
帰ってくるにしても、遅すぎる時間なのだから。

「クレハ、おかえり。・・・お前も変なヤツだよなぁ、ここ二日時間通りに帰ってこなかったじゃん?」
「ごめんなさい、真斗。・・・どうしても外せない用事が、ありまして」
「学校関連なのか、何時もの?」
「・・・学校関連、といいますか。・・・どうなのでしょうか?」
「んー・・・?って、クレハさー・・・もしかして、なんかあった?」

彼の問いに、黙り込んでしまう。
でも、すぐに顔を上げて少しだけ笑みを浮かべる。

「・・・あのね、真斗。真斗に、報告することがあるの」
「報告?何だー?」
「・・・私ね、大切な人が・・・出来たの。今度こそ、一緒にいたいって・・・思えるの・・・」
「へ!?マジー!?やったじゃん、クレハッ!で、どんなヤツなのさ?」
「その人も・・・音楽をしている人なの。楽器を扱えるんだって。・・・私は歌う事しか出来ないけど、その人は・・・」

嬉しそうに話していた。
幼馴染である彼には全てを話せていた。
自分のヒトメボレである事。
一緒に遊びに行く約束をした事。
そして・・・

「私はあの人を、愛してるって・・・今なら言えるの」
「そっか・・・よかった。俺さ・・・クレハがもう人を好きにならないんじゃないかって。そう考えてたんだ」
「・・・え?」
「以前のクレハも輝いてたけど・・・その後、ずっと暗かったろ?人なんかどうでもいいってぐらいだった。でも、今のクレハはなんていうか。凄く楽しそうっていうか、嬉しそうだ!」

彼のその言葉を素直に喜べた自分がいた。
何だか、不思議な気分だった。

「次はその手、離すなよ?」
「うん。・・・漸く握れた手だから。・・・だから、もう離したくない。もうなくしたくない・・・」

何だかこの二日間。
素直に笑えた気がした。
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